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『鋼鉄のオペラ』

藝術結社モーツアルテ△ユーゲント秘密集会

鋼鉄のオペラ制作委員会(共催:横浜都市文化ラボ)はこの度、2017年7月8日9日に『鋼鉄のオペラ』をBankART Studio NYK 3Fにて開催します。

『鋼鉄のオペラ』は、1986年大阪南港近くの川崎倉庫で行われた伝説のライブの約30年ぶりの再構成・再演となります。

1983年に結成された藝術集団モーツアルテ△ユーゲントは、廃材や鉄骨を打楽器として使い、世紀末的な表現をするポストインダストリアルと呼ばれる音楽スタイル、ドイツ歌曲と電子音楽、衣装、映像、インスタレーション、身体表現を組み合わせ、ミクストメディアの実験を行うなどアートグループとしては多くの伝説を生み出してきましたが、この度は、横浜都市文化ラボの協力のもと、岩崎園子、アイゼンシュタイン合唱団、未来派舞踏集団ソラリス、松蔭浩之&ベッチンアンダーグラウンドと共演します。

 藝術を共謀せよ!

 社会超克の反動藝術の祭典

 『鋼鉄のオペラ』総動員ダ!

  ご予約・詳細はこちら

 

▽ 出 演 ▽

PBC+鋼鉄音楽集団、岩崎園子(sop)+アイゼンシュタイン合唱団

未来派舞踏集団ソラリス、松蔭浩之&ベッチンアンダーグラウンド etc..

 

▽ 日 時 ▽

7月8日(土)開場 18:30 会場案内 18:50 開演 19:00

7月9日(日)開場 14:30 会場案内 14:50 開演 15:00

 

▽ 会 場 ▽

BankART Studio NYK 3F

(〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9)

横浜みなとみらい線「馬車道駅」6出口[赤レンガ倉庫口] 徒歩4分

▽料金▽

学生前売:1,500円  学生当日:2,000円

一般前売:2,500円  一般当日:3,000円

 

▽予約先▽

6月8日12:00開始

TEL:070-1467-9274(12~18時)

mail: ylabo208@gmail.com

予約フォームはこちら

http://y-labo.wixsite.com/home/blank-22

▽主催、他▽

主催:鋼鉄のオペラ制作委員会

   お問い合わせ先:045(339)3418, hmuroi1@mac.com

共催:横浜都市文化ラボ

協力:BankART1929、island、有限会社谷崎テトラ・オフィス、有限会社八幡工業、横浜国立大学

 

 

◯モーツアルテ△ユーゲント再生

 

1983年に結成された藝術集団モーツアルテ△ユーゲントは、大阪を中心に30回近いギグをおこなうかたわら、熱烈な支持者をうみだしてきた。廃材や鉄骨を打楽器として使い、世紀末的な表現をするポストインダストリアル(工業神秘主義)と呼ばれる音楽スタイルと、ドイツ歌曲と電子音楽、アジテーションされたボイス、「ナチス」をおもわせるような衣装、サンプリングされカットアップされた映像など、異質な文化記号を融合させたポストモダン的な表現をおこない、さらに手法としてハプニングアートや舞踏などの身体表現、ビデオアートやインスタレーション、ミクストメディアの実験をおこなうなど、アートグループとして多くの伝説をうみだしてきた。とくに「洗脳ギグ」と名付けられたアートパフォーマンスのシリーズは、社会心理学的な実験に依拠した扇情的・強迫的なアプローチであったり、メディアの暴力性、政治や社会の暗部、大量消費社会、生態系破壊など、人類文明の負の側面を抉り出すものであった。

 

◯伝説のパフォーマンス「鋼鉄のオペラ」

 

1986年に大阪南港近くの川崎倉庫でおこなわれた「鋼鉄のオペラ」はその集大成ともいえるパフォーマンスといえる。

当日まで会場は告知されず、集合場所として大阪ミナミ・アメリカ村三角公園とその集合時間だけ告げられる。当日、集合時間に三角公園へ参加者が集まると、そこにはサイケデリックにペイントされた「天国バス」がやってきて、

覆面をした男達に会場へと連行されるという導入。到着した川崎倉庫に参加者が入ると重たい鉄の扉は閉じられ、正面には白い布に炎の映像。その映像に本物の松明の火が点火され、燃え上がるスクリーンのむこうに鉄条網と廃材。鉄がきしみ、重低音ノイズが会場を制圧するなか、ナチスドイツの党大会における映像がサンプリングされ、ヒトラーの演説の音声が流される。男性合唱団がドイツの戦車隊の軍歌を歌い、鉄工所工員の格好をした5人の男達がドラム缶をパーカッションとして叩く。さらに女性シンガーのマドカが、ドイツ歌曲をうたうという、多重音像による騒音芸術。最後は倉庫の奥から現れたフォークリフトの荷台に飛び乗って、ボーカル・マドカが去っていくという演出。

暴力的にデタラメでカオスな展開に参加者は度肝を抜かれ、「鋼鉄のオペラ」は伝説となった。

参加者は口々にいう。「いったいあれは何だったのだろう?」まさに「洗脳」なのか。

1987年「鋼鉄のオペラ」を最後にモーツアルテ△ユーゲントの活動は休止する。

男性4人のメンバーはPBCというバンドへと移行し、アートインスタレーションと映像を担当していた松蔭、平野はその後、現代美術アートユニット、コンプレッソ・プラスティコを結成し、各自の活動の場はコマーシャルに移行し、80年代がおわり、90年代をむかえるのであった。

 

◯2017年「鋼鉄のオペラ」の再構成・再演

2017年、7月、伝説のライブ「鋼鉄のオペラ」の再構成・再演が決定した。

「世界が闇につつまれる時代、『藝術』はふたたびひとを自由にするために蘇る」

その予言の言葉どおり、『藝術』は共謀のネットワークの武器として、その表象として「鋼鉄のオペラ」を要請した。

PBCのメンバーを核として、ひとり、そしてまたひとりと同志が集まり始めている。

この世界おかしいと思わないか?

なにかおかしい。311以降、地軸がずれたかのようだ。息苦しい。

陰が極まって陽に転じるように。なにもかもがアベコベになっていきている。

酸素が足りないのではない。社会にヘモグロビンが欠如している。

この世界は鉄分が足りないのだ。

時代の血液のなかに「藝術」という鉄分を打ち込み、「自由」という酸素を存分に呼吸したい。

あなたのなかで、大切ななにかが「崩壊」してしまう前に。

鉄を叩き、眠りこけている自分の頭を目覚めさせ、固まった価値観をたたき壊し、

ここから脱出を試みる、勇気をもとう。

まずは目撃し、立会い、その隠喩を読み解いて伝えて欲しい。 

 

世界を変えるためではなく、

世界によって変えられないために

沈黙のなかで、共謀を藝術せよ。

藝術的共同謀議の時、来りぬ!

秘密ノ仲間ニナラナイカ

 

結社に参加しよう!

藝術結社への共同出資(クラウドファンディング)募る~

1) 一般会員 2500円100名(7/8、9各50名づつ。要予約、当日500円増し)

   特典:会員証/「鋼鉄のオペラ」参加権

2) 学生会員 1500円100名(7/8、9各50名づつ。要予約、当日500円増し)

   特典:学生会員証/「鋼鉄のオペラ」参加権

3) 正会員 5000円(7/8、9各30名づつ、予約・当日同額)

   特典:会員証/「鋼鉄のオペラ」参加権/音源ダウンロード権

4) 賛助会員 1万円 30名、予約・当日同額

   特典:会員証/「鋼鉄のオペラ」参加権/レコードジャケット/音源ダウンロード権/PBC Tシャツ

 

5) 秘密会員 3万円 30名、予約・当日同額

   特典:会員証/「鋼鉄のオペラ」特別席での参加権/レコードジャケット/音源ダウンロード権/PBC Tシャツ/一緒に脱出する権利

   詳細はこちら

*本公演・および団体は一切の政治的・宗教的・民族的・階級的な共同謀議を意図するものではありません。憲法の定めた結社の自由、表現の自、および参加者の忖度による藝術行動であります。

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​Die Strablen der Sonne vertreiben die Nacht, Zernichten der Heuchler erschlichene Macht, 

表・裏2ページ   

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