top of page

​ストーリー

 

2016年、もうひとつの未来。

人間がすでに人間としてのこころをもたなくなっている時代。

世界はかつての人間の記憶をベースにつくられたレプリカントたちによって運営されている。

「GOD」とよばれるAIによって世界は統治されている。

かつての「国家」はなく、宗教や民族の「共同体」に分断され、

残された人類は、互いの憎悪のなかで生き延びている。

 

世界の原発が続けて爆発し、放射能が世界にあふれている。

人間とレプリカントが共存した奇妙な世界。

 

あるレプリカントが、かつての人間が奏でた音楽を真似てみた。

鉄骨を叩くと「渇いた獣」の音がした。

鉄の音はかつての記憶のトリガーとなった。

レプリカントのなかで、かつて「人間」であったころの記憶が起動した。

目覚め始めた、レプリカントたちは

その「生命」を燃焼させるべくバンドを結成した。P.B.C。

 

レプリカントたちが目覚めはじめた。

コードネーム「TIME TO DIE」。

目覚めたレプリカントは人類へと反撃を開始する。

 

残された人類はすべてのレプリカントを根絶すべく掃討作戦「水晶の夜」作戦を展開する。

人類とレプリカントの対立が深まる中、ひとりの女性があらわれる。

 

女性は人類の終焉と、あらたな人類の誕生を告げる。

それはレプリカントと人類の融合だった。

 

何年ものの時が流れた。

古い文明の象徴である、錆びた十字架の上に漆喰がぬられていく。

魂の永遠を賛美する、あらたな文明がはじまっていた。

 

 

 

 

 

bottom of page